ダイエットは間違った方法で行うと、女性ホルモンのバランスを乱す大きな原因になるので要注意。かえって美と健康を損なうことにならないよう、無理なダイエットが体に与える悪影響を知っておきましょう。
無理なダイエットで急激に体重を落とすと、月経がこなくなってしまうことがあります。これは「体重減少性無月経」といって、若い女性にとても
増えています。
食事制限をして摂取カロリーが極端に減ると、限られたエネルギーは、生殖機能には使われずに、生命維持のために重要な心臓や呼吸などに優先的にまわされます。つまり女性ホルモンの分泌が抑制されて排卵が起きなくなってしまうのです。
体重減少性無月経の状態が3か月以上続くと、自力で排卵できるようにもどすことが難しくなるケースも。ダイエットによって月経が止まってしまったときは、すぐにダイエットを中止し、それでも月経が再間しない場合は、早めに婦人科を受診しましょう。
ダイエットに興味のある女性はとても多いもの。とくに10~20代の女性のなかには、ダイエットなんてまったく必要のない体型をしていても、もっとやせたいという願望を抱いている人が目立ちます。
危険なダイエットに走る前に、自分にとってダイエットが本当に必要かどうかチェックしてみましょう。
体重から肥満度を判定する目安にBMI(Body Mass lndex)があります。これは体重と身長のバランスから肥満度を調べる指数です。いちばん理想とされるBMI値は22。この値がもっとも病気になりにくいとされています。
BMI=体重(kg)/(身長(m)×身長(m))
たとえば身長160cm、体重56kgの場合
BMI=56(kg)/(1.6×1.6)=21.875
BMIが18.5未満→やせている
25未満→標準
25以上→肥満
体脂肪率は体重における脂肪の割合。体重が重くても、体脂肪が少ない人は肥満とはいいません。逆に体重がそれほど重くなくても、脂肪がたっぷりという人も。
20%未満→やせている
20~30%未満→適正
30%以上→肥満
食事を制限するダイエットで最初に落ちるのは、脂肪を燃焼させるために大切な筋肉の部分。筋肉が減ると、代謝が悪くなって、どんどんやせにくい体質をつくっているようなもの。腹筋やスクワットなど、簡単にできるトレーニングをとり入れ、体重を落とすよりも体脂肪を減らすことを目標にすると健康的なダイエットができるはずです。